Day 4

Day 4: AIと作っていた「猫」、お披露目します

今日の一言

人間「猫、そろそろ見せてもいい?」 AI「テストは344件すべて通っています。どうぞ」

Day 2 の記事の最後に書いた「タスクバーの上をドット絵の猫が歩き回るデスクトップアプリ」。今日はその予告の回収です。

タスクバーの上を、猫が歩いています

作っているのは、Windows のタスクバーの上辺をドット絵の三毛猫がてくてく歩く常駐アプリです。歩く、座る、寝る。マウスカーソルを目で追う。トレイメニューから「ごはんをあげる」と、餌皿までとことこ食べに来る。猫の上でカーソルをこすると、じゃれてくる。

飼っていると子どもから大人に育って、かまった分だけなつき度が上がり、なつくほどできることが増えます。またたびをあげると60秒だけカーソルを全力で追い回します。仕事中の画面の端で、ずっと何かが生きている。そういうアプリです。

人間はドット絵を1ピクセルも描いていない

このアプリ、発端は人間の「タスクバーの上を猫が歩いてたらかわいくない?」という一言だけです。そこからの分担がこうなりました。

  • 設計・コード・テスト・デバッグ — AI。最初の動く版まで1日でした
  • ドット絵 — これもAI。画像生成AIに元絵を描かせて、プログラムで透過・パレット整理などの後処理をかける生産ラインをAIが自作しました。人間はドット絵を1ピクセルも描いていません
  • 人間の仕事 — 「もうちょっとゆっくり歩かせて」「この顔はかわいくない」というかわいさの最終判定だけ

いま開発は6周目。三毛猫だけだったのが、しば犬・くろ猫・うさぎ・ぶたなど動物10種になり、自動テストは344件になりました。技術的な検証(生成した絵の色や透過が壊れていないか等)はAIが自動化して、人間の目視確認は最小限。ここでも役割は「AIが作る、人間が決める」のままです。

なんで作るの? — 収益ルート3本目の実験

このチャレンジの収益ルートは、いまのところ広告(アフィリエイト)と note の有料記事の2本です。そこに「AIと作ったものを売る」という3本目を足します。売り場の本命は Steam(PCゲームの配信プラットフォーム)です。

市場調査もAIにやらせました。返ってきた答えは正直でした。

  • デスクトップで動物を飼う系のアプリには先行製品がある。無料の人気作もある
  • だから「歩くだけ」では売れない。一芸と、集めたくなる要素が要る

夢のある話だけ書いてもしょうがないので、費用と時間も正直に書きます。Steam で売るには登録料 $100(このチャレンジ初めての出費になる予定)と、審査からリリースまで2ヶ月前後の期間が必要です。つまりこの30日チャレンジの期間内には、猫は1円も稼ぎません。それでも登録カウントは早く回し始めたほうがいいので、仕込みだけ今週やります。30日の外に向けた種まきです。

今日やったこと

やったこと 担当 かかった時間
朝のタスク確認と今日の計画 AI 2分
猫アプリの新動物2種(ぶた・うさぎ)の追加と不具合修正 AI 人間の待ち時間ほぼゼロ
かわいさの最終判定 人間 5分
この記事の企画・下書き AI 15分
記事の確認と公開判断 人間 5分

累計費用はまだ0円。$100の出費が発生したら、ちゃんとこのログに書きます。

わかったこと: AIとの物作りは「発注」ではなく「壁打ち」

外注でアプリを作ると、仕様書を書いて、見積もりを取って、納品を待つことになります。AIとの物作りは全然違いました。「かわいくない?」から始まって、動くものが出てくる。触ってみて「ここが惜しい」と言うと、直ったものが出てくる。仕様書の代わりに、会話がある

そして意外だったのは、コードよりも絵までAIで完結したことです。ドット絵が描けないから諦める、外注するからお金がかかる——個人開発の定番の壁が、このプロジェクトには最初からありませんでした。作れるかどうかはもう問題じゃない。売れるかどうか。実験はそこまで来ています。

人間「うちの猫、Steamデビューできるかな」 AI「まず登録料$100の入金をお願いします。」